国際通貨体制 - Cmd.6437 序 pp.233-235
1943年4月7日に、国際清算同盟案が白書として公表された(ホワイト案もほぼ同時に公表されている)。Cmd.6437である。これにケインズは序文をつけている。
その趣旨は、戦後の救済と復興に直面する各国がその対策として考慮しなければならないものとして、4つの分野があることを示すもので、そのうち優先的に第1番目の案が提示されている。
1.通貨および為替メカニズム
2.通商政策の枠組み
3.一次産品
4.投資援助
これらの国際経済システムを設立するさいに重視しなければならない条件の提示
1.国内政策への干渉を最小限にするべし
2.当該プランのテクニックはメンバー国のタイプとは無関係に適応できるものであるべし
3.機関の管理運営は真に国際的たるべし
4.脱退する権利は与えられるべし
5.参加国の全般的ならびに個別的利益のために当該プランは運営さるべし
・清算同盟は長期におよぶ貸与は行わない。しかし、清算同盟は、黒字国が巨大な流動残高を保持することで、全体の経済成長を損なうことを防止する責務がある。赤字国だけではなく黒字国も不均衡の責務を負うことを認識することで、清算同盟は新たな道を切り開くことになる。