2013年8月26日月曜日

ICU Plan

ICU Plan

ICU
Aug. 28, 1942... Proposals for an International Clearing Union

・バンコールという貨幣単位を用いて、各国中央銀行はバンコール勘定を有する。それを用いて多国間の多角的決済を行う。これは帳簿間の計算貨幣の移動であり、全体を合すると、貸し方、借り方は恒等的に等しい。

・一種の固定為替レート・システム。1オンス=1ユニタス=5ポンドといったようなかたちで決められ、そのレートの調整は状況の変化に応じてのみ、変更されていくことになる。

・当初、金や証券によりICUから割り当て額が充当される。各国中央銀行は
自国の国際活動を通じて生じた債務を相手国に振り込む。債務国は割当額が減少し、債権国は割当額が増大する。

・このシステムはオーバードラフト制度を有しているから、ある程度までそれを利用して国際活動に充当することが可能である。

・しかし、債務国がますます債務を増大させ、債権国がますます債権を増大させるということを防止するために、ある限度額を超えると課徴金が課せられる仕組みを採用している。

・とりわけ調整の責任を債権国にも負わせるという考えが重視されている。

"In short, the analogy with a national banking system is complete."

"The ider underlying such a Union is simple, namely, to generalise the essential principle of banking as it is exhibited within any closed system."

・債権国が「使うつもりもなく蓄えている残高を債務国が利用できるようにすることで」世界経済のデフレ的傾向を防止し、世界経済の成長に利することの重要性、退蔵に代わって信用メカニズムの導入の意義・・・この点が非常に強調されている。

・非常に重要なのは、「I.C.U.は世界の将来の経済統治(政府)の要になる」という着想である。救済、一次産品、国際投資開発などに、このI.C.U.
のメカニズムを利用することは、それがanonymous であり、かつimpersonalであるという利点を有する。これらのプロジェクトのために、バンコール勘定口座を設けることの意義が非常に強調されている。
 さらにI.C.U.は物価の安定や景気循環のコントロールにも利用できる点が論じられている。

・メンバー国は、いつでもある条件を満たせば離脱する自由を有しているので、それは主権の大きな剥奪を意味するものではない点が強調されている。

(Nov. 9
April 7 the White Paper for the ICU)