2013年8月23日金曜日

中国経済のバブルはいつはじけるのか?

中国経済のバブルはいつはじけるのか?

かなり以前から、理解不可能な現象が中国では続いている。ゴーストタウンの存在である。これは地方政府が農民から土地をきわめて安く購入し、そこに一大都市を建設したものの、ほとんどだれも住みつかない街のことを指す。かつての西部劇に出てくるような砂金のとれなくなり、打ち捨てられたタウンのことではない。何十万人もの人間が住めるような居住空間がつくられ、しかもだれもそこに住んでいない。これは歴史上、初めて現出している現象である。しかも不動産市場の崩壊が長きにわたって懸念されるものの、いまだに生じていない、というのが中国の不動産バブルである。
 これらのマンションは売れている。が、所有者は投機目的で保有しており、そこには住んでいない。持主は価格は必ず上昇すると信じており、したがって売却しようとしないから、価格の暴落は生じていない。
 
 中国では預金の実質金利はマイナスであったから、富裕層は投資先を不動産市場に求める傾向があった。他方、地方政府は、リーマン・ショック後の経済不況の克服の奨励もあり、不動産開発を大規模に展開した。銀行もそれにたいし巨額の融資をしてきている。
(しかし最近は預金の実質金利はプラスに転じてきている。)

 しかし、中央銀行の政策は、3月にインフレの急上昇を防ぐために金融引き締めに転じてきたため、金利も上昇し、多くの不動産会社は融資を受けることができずに倒産が発生している。そしてそれは巨額の不良債権を生み出し続けている。shadow banking の膨張もあり、そこでの不良債権の存在により、連鎖倒産の危険がある。
 やがてバブルがはじけるであろう。そのときはリーマン・ショックの比ではない衝撃が世界経済を襲うことになる。
 今後の重大な経済問題は、ユーロ危機とならび、というかそれ以上に大きい中国バブルの崩壊という問題なのである。

(だれも住まない超近代的な大都市が中国のあちらこちらに出現しており、しかもそこには何年にもわたってだれも住んでいない。にもかかわらず不動産価格は上昇を続けてきているのである。通常では考えられないことが起きている。が、この異様な光景はいずれストップすることになる。関係者はそれがわかっていても、いまは建設を続けるしかなく、富裕層は不動産神話を信仰しているから不動産を買い続け、そして手放そうとしないでいる。この状態は、融資が受けられなくなったり、金利が上昇したりすることで、倒産・破産する人々が出てきて、やがてそれが津波のように排出するようになると、一気に不動産の急落が生じることになる。こうなると、政府は手の打ちようがなくなり、中国のみならず世界は大不況の脅威にさらされることになる。)

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Saturday, June 29, 2013
New threats to China's property bubble
In late 2011 many were expecting China's property bubble to burst. It looked as though housing prices had peaked and signs of stress were beginning to appear (see discussion). But the correction turned out to be quite shallow and in spite of China's government's multiple attempts to arrest housing price appreciation (and partially succeeding - see post), house prices went on rising.

Source: JPMorgan
With real rates on deposits remaining in negative territory for years, there were few places to turn for wealthy savers. Property became one of the primary vehicles to put away excess cash to escape inflationary pressures. Moreover, municipal governments made large sums of money selling land to developers, while banks ("encouraged" by municipalities) have been happily lending. And in many cases lenders and developers have set up arrangements that are a bit closer than "arms length" (see discussion). Except for ordinary families who got shut out of the housing markets, everyone benefited from this rally.Housing investment as percentage of GDP has been growing unabated, and in recent years started approaching levels that other nations experienced at the height of their property bubbles.

Source: Credit Suisse
Now, based on the house price to wage ratio compiled by the IMF, China's large cities have the most expensive real estate in the world. Beijing is particularly expensive, as party officials deploy their "hard-earned" cash.
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